なんの会社?アクセンチュアの基本情報
会社概要
会社名 | アクセンチュア株式会社(Accenture Japan Ltd) |
創業年 | 1995年 (事務所開設は1962年) |
事業内容 | ・ストラテジー&コンサルティング ・テクノロジー ・オペレーションズ ・インダストリーX ・アクセンチュア ソング |
従業員数 | 約20,000人(2023年3月1日時点) |
資本金 | 3億5千万円(2022年3月31日現在) |
連結売上高 | 日本法人単体では非公開 |
本社 | 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR |
平均年収 | 約900万円 |
コア・バリュー
“コア・バリュー”とは、アクセンチュアのカルチャーを形作り、特徴づける価値観を指します。クライアント価値の創造、個人の尊重、インテグリティ、ワン・グローバル・ネットワーク、ベスト・ピープル、スチュワードシップの6つがあります。聞きなじみの薄い言葉ですが、アクセンチュアの重要な価値観なので確認しておきましょう。
クライアント価値の創造
私たちは、クライアントのハイパフォーマンスを支援し、「最も信頼されるパートナー」を目指す。共に悩み、汗をかく。ニーズに機敏に対応し、未来をも提示する。真摯で誠実な想いで信頼を醸成し、期待を超えるバリューを生み、永続的な関係を築く。
個人の尊重
一人ひとりの価値観、仕事の進め方やキャリア・ライフステージは多様でいい。異なるもの同士が、互いを信じ、それぞれの違いを受け入れ、弱みを補いあう。個の強みや個性を最大限に発揮できる文化・環境を育み、組織の推進力に昇華する。
インテグリティ
堂々と、誠実に振る舞い、信頼を築く。信じることを正確に伝える努力を惜しまず、言行を一致させ、行動に責任を持つ。
ワン・グローバル・ネットワーク
私たちは、地球の裏側の仲間の知恵も借りられる。国境や地域を越えた連帯、協力、情報収集能力を活かし、クライアントの活動を世界のあらゆる場所で支え、成功に導く。
ベスト・ピープル
アクセンチュアは、多様性で勝負する。異なる背景を持つ個人同士が、協力し、切磋琢磨し、支え合い、お互いの成功や成長を喜び合う。社会のあらゆる人々から、「最高の職場」と評価され、人材を惹きつけ続ける。
スチュワードシップ
私たちは、次世代をも見据えて行動する。一人ひとりが会社へのオーナーシップ意識を持ち、より良くより強いアクセンチュアを育み、人材を育成する。そして何よりも、次世代のために、私たちのミッションである「人々の生き方や世界の仕組みを進化させ、より良い方向へ導く」を実現する。
https://www.accenture.com/jp-ja/aboutnew/responsible-business/ethics-governance#block-our-core-values
歴史
アクセンチュア(日本事務所)は1962年に日本事務所を開設して以来、約60年にわたり、日本企業のイノベーションへの挑戦を支援してきました。
1962年 | 日本事務所開設 |
1980年 ~1990年代 |
アクセンチュア株式会社の前身企業創設 生産管理・会計システムの構築 |
2001年 | 社名をアクセンチュア株式会社に変更 |
2006年 | アウトソーシング事業の拡大戦略の指導 |
2008年 | 企業ITのグローバル化支援の一環でOracle ERPに精通する株式会社ソピアを吸収 |
2015年 | デジタル領域のコンサルティングを強化 |
2017年 | 「アクセンチュア・イノベーション・アーキテクチャー」を発表 |
事業概要
全世界に73万8,000人もの従業員を有し、120か国以上におけるクライアント数、49カ国200都市以上のエリアへ規模を拡大させている世界最大級のコンサルティングファームであるアクセンチュア。
Fortune Global 500社の上位100企業のうち、89社をパートナーであることから、事業規模や影響力の大きさは明らかです。また、「世界で最も賞賛される企業2022(World’s Most Admired Companies)」に20年連続で選出されています。
そんなアクセンチュアは、「ストラテジー」「コンサルティング」「ソング」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5領域のサービス提供領域からも分かる通り、企業活動の全バリューチェーンを対象とした総合コンサルティングファームです。
事業内容
次に上記5領域で提供しているサービスについて紹介します。
ストラテジー
その名の通り、いわゆる戦略コンサルティング中心にコンサルティングサービスを提供する領域です。
ストラテジー領域では、顧客企業がデジタル変革を成功させるためのエンドツーエンドのソリューションを提供しています。しかし、一口に戦略コンサルティングといっても、ビジネス戦略やデジタル戦略、M&A戦略など、その支援領域は非常に幅広く、テクノロジー領域も含めたワンストップでのソリューション提供はクライアントからも非常に高く支持されています。
また、支援領域の広さだけではなく奥深さも一流です。例えば、デジタル戦略の場合、アプリケーションを正しく実行するための管理の可視化、ソーシャルメディア分析からよりよい開発基盤の作成、AIやIoTを含むサイバーセキュリティ行動分析など、顧客を業界トップへ押し上げるために、様々な新しい事業および商業価値を提供しています。
デジタル技術の発展に従い、変化のスピードがこれまでよりも早く誰も予想できない世の中で、ビジネス、デジタル、オペレーション、グローバルなどの各領域での高い専門性をかけ合わせ、各クライアントの事業戦略の策定から実行までの支援しています。
アクセンチュア コンサルティング
各クライアントの業界を軸とし、世界中の一流企業での豊富な実績を強みとして、業界の高い専門知識と洞察力を元にコンサルティングを行う領域です。
そのコンサルティングの対象のビジネス領域は多岐にわたり、19の産業分野、40以上の業界にフォーカスしています。
大きくは、「通信・メディア・ハイテク」「金融サービス」「公共サービス・医療」「製造・流通」「素材・エネルギー」という5つのオペレーショングループに分けられており、各産業のエキスパートが、グローバル横断でベストプラクティスを共有しあい、コンサルティングサービスを提供するプロフェッショナル集団となっています。
アクセンチュア デジタル
AIやIoT、データアナリティクスなどの最先端のデジタル技術の知見を活かしたクライアントの成長や、新規ビジネスの創出を支援します。
クライアントのパートナーとしてデジタル技術を活用した、新たな顧客体験や革新的なプロセスの創造を支援します。
アクセンチュアというと、「コンサルタント」や「リサーチャー」といったいわゆるコンサルティング業界の職種を思い浮かべがちですが、アクセンチュア デジタルには、UXデザイナーやデータサイエンティスト、デジタルマーケター、などの職種もあり、デジタル領域の先進的かつ高度な人材を強みとしています。
アクセンチュア デジタルには、4つのグループがあり、それぞれ以下のような役割となっています。
- INTERACTIVE:UXやCXと言われるような顧客体験を起点とした変革支援
- APPLIED INTELLIGENCE:AIやデータサイエンスを起点としたイノベーション創出支援
- INDUSTRY X.0:IoTやAI等を活用したものづくりのデジタル改革を支援
- DIGITAL DELIVERY:上記3つのグループを横断しデジタル戦略の実行フェーズを支援
アクセンチュア テクノロジー
イノベーション実現とビジネス変革の達成を支援する実行部隊です。
いわゆるSI(システムインテグレーション)の事業を含む、クライアントのIT変革のデリバリを担う組織と言っても良いでしょう。
マイクロソフトやSAP、Salesforce、HPなど、世界のテクノロジーをリードする企業とのアライアンスや、グローバルスケールの独自のネットワークとデリバリ体制を武器に、テクノロジーを活用したクライアントの競争優位性の創出を支援しています。
アクセンチュア オペレーションズ
業務のオペレーションをアウトソースで請負うBPOサービスを通して、業務プロセスのデジタル改革やコスト削減を実現しています。
アクセンチュアは、世界最大級のBPOサービスベンダであり、BPOを通して、オペレーションの最適化やコスト削減はもちろん、企業のガバナンス強化や、AIやRPA等の先端技術を用いた業務の高度化を実現するパートナーとしてクライアントに貢献しています。
コメント